福島では、多くの仮設へのボランティア活動が社会福祉協議会を通して行っていますが、
その際に、社会福祉協議会から「ボランティアに入る際には宗教色を出さないように」と言われています。
・・・・・ 鍵谷和子さんからのご報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
敷地へ入る道の「物品の販売、宗教の勧誘お断り」の立札を毎回見ながら仮設住宅を訪ねています。
7月24日は郡山市にある「おだがいさまセンター」にマイクロバスで柏崎から紙漉き講座のボランティアが入りました。柏崎仮設に住む富岡の方々が修得した紙漉きの方法を、離れたこちらの同郷人と分かち合うイベントです。たくさんの道具類と20人ほどの老若男女が到着し、NHKのカメラも入りました。こちらの仲間も加わり50人以上の声が再会の挨拶と情報交換で、にぎやかでした。
二人が一組になって木枠に沿って並ぶのですが外から来たよそ者の私をも手を引くように加えてくださいました。信者の私がイエス様のことを誰にも一言も話せない寂しさは通うたびにつのります。いつものことですがさびしいから、イエス様は私の心に寄り添ってくれます。
イエス様のほうがもっともっと寂しいからです。
木枠での作業は典礼の所作のように相手の手元と一緒に、笑ったり、はしゃいだりして楽しいひと時をいただきました。
「また何かあるときは一緒に組んでね」との相方の思いは、イエス様からの嬉しいささやきのように感じられました。
さて、これが作品となって柏崎から送られてくるのはいつの時でしょう。
NHKでは、これを25日の早朝のニュースで放映しました。
2013年8月2日
カトリック郡山教会信徒 鍵谷 和子
0 件のコメント:
コメントを投稿