白河みみずくのスタッフは現在5人。
それぞれみんな仕事がある中で、仮設住宅での傾聴ボランティアを行っている。
CTVCからボランティア3名が月に一人ずつお手伝いに入り6名体制で毎週火曜日に仮設を訪問している。
火曜日以外にも「話を聞いてほしい」と夜に電話がかかってくることもあるそうだ。
仮設の人たちからよく上がる声は
「つらい」
「さびしい」
「どうしたらいいかわからない」
「一時帰宅して家を見てがっかりしてしまった」
「いつになったら帰れるんだろう」
「(自分が)消えちゃいそうだ」
・・・などの心の叫びが多いいそうだ。
しかし、最近は傾聴活動を行う中で新たな問題も見えてきたという。
震災から2年たち、支援物資の提供も少なくなってきた今、
「仕事が見つからない」
「お金がなく米が買えない、毎日の食事に困っている」
「病院に行く足がない」
・・・などの声が上がってきているという。
白河みみずくの皆さんは
傾聴に行くときは「イエスが前を歩んでくれている」「主が動いてくださる」という気持ちで歩んでいくという。
問題解決するのが役割ではない。
励ますのも役割ではない。
「ともにいる」「よりそう」「聞いて受け入れる」のが白河みみずくの役割だ。
事務局長の和知さんは言う。
「福島にいて、福島から発信できること。
原発問題に直面した私たちは
原発問題から何を学び
何をどのように受け止めて行ったらいいのでしょうか。
額に汗してあくせく奉仕するだけではなく
私たち自身が今までの至らなさに気づき、
回心して行くことが求められているのではないでしょうか。
福島から何かを発信するというよりは
むしろ福島の現地に足を運んでほしい。
そこで目に留まったことをさせていただく中で
福島に住む人も福島に来た人も共に何かを感じ取り、気付きを深めていってほしいです。」
「足を運ぶ」とは、「寄り添う」ことなのかもしれない。
・・・白河みみずくの活動に参加するためには傾聴研修が必要です。
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<今後の予定>
8月20日~21日 夏祭り開催予定
宿泊場所:「知足庵」 宗教・宗派の違いを超えて祈る場
〒963-8403 福島県鮫川村赤坂東野葉貫13-2
(公民館を改装して作った祈りの場。東洋のテゼを目指しています。牧場もあります!白河から車で1時間くらい)
幸田司教様、テゼの植松さんをお呼びし祈りの時を持ちます。
質素な食事と電気のない祈りの生活を体験する中で、福島の何かを感じ取ってみませんか?-
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