今までも、西千葉・茂原教会とともに同様の活動をしてきましたが、どちらかというと受け身の活動でした。今回からは、郡山教会においても、仙台教区でも呼びかけられているような「外に向かう」教会をめざし、より主体的に活動しようとする雰囲気が見られるようになってきたと感じています。
朝8時集合、早速調理にかかりました。東葛飾宣教協力体からは、豊四季教会の渡邉泰男神父様はじめバイタリティあふれる約20名の方々が、車に便乗して駆けつけて下さり、一緒に準備しました。炭火を使った焼き鳥、同じく野菜炒め、おしるこ、わかめ卵スープ、おにぎりが手際よく作られました。
また、東葛飾宣教協力体からは、衣料品と水の差し入れも頂き、会場を賑わせておりました。(東葛飾宣教協力体では、こうした活動資金を計画的に準備なさっているとのこと、たいへん参考になりました。)
懇親会終了後、自治会長さんを囲み分かち合いを行いました。今回参加した方々からは、ボランティア活動に関する揺れ動く心の動きが多く出されましたが、自治会長さんからは、こういった活動は、この仮設に住む方々にとって、たいへん励みになるという言葉を頂きました。避難指示解除準備地域解除後、仮設に残る方々はお年寄りが圧倒的に多くなっており(若い世代との同居が困難)、どうしても気持ちがふさぎがちになる。そうした方々の力になっているという話でした。一方、原発事故による後遺症はまだまだ重く、問題点も多いのだということも、改めて実感しました。私たち福島県に住む人々は、決してこの事故を風化させてはいけないのだと思います。そうした意味でも、こうした活動を継続していきたいと考えます。
カトリック郡山教会 平 文敏
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