全国担当者会議の様子 |
会津若松教会では自主避難者のための支援を行っています。
支援の中で見えてきた状況を報告します。
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7月8日に「おしゃべり会」が行われたがこのとき「子供をみてほしい」という声が自主避難されたお母さんからあがった。子供抜きで子供に関する話をしっかりしたいという気持ちの表れだったように思う。ふれあいハウスの1階に子供たちを集めて遊ばせた。
自主避難者の状況は、震災後2年たち変化してきている。
震災当初は生活すること自体が大変だったが、補助が出るようになり生活が落ち着いてきたようだ。
自主避難者たちは「自主的に避難したのであって、行政の指示によって避難せざるを得なかったのではない」ということにそれぞれが後ろめたさを感じており、堂々とできないでいるようだ。友達にも避難することを言えないで来た人もいる。たしかに偏見を持つ人も中にはいるようだ。
なぜこの国では自分で選択したことに後ろめたさを感じなければならないのか。どうしてこの国ではそれぞれの価値観で自由に生きることができないのか。自由をしっかり権利として訴えることができない国なのか・・・と、支援者として思う。
現在の悩みは、子供の成長に関することや、「今後自分たちはどうしていけばいいのか」という問題が多い。具体的には学校・幼稚園の進学の問題やいじめの問題。加えて家族間での放射線に対する意識の差に基づく対立問題があるようだ。
子どもを第一に考えて避難してきている自主避難のお母さんたちは会津でも日々データを集め、数値に敏感になっている。ご主人にも「帰ってこい」と言われているが避難元の家の数値は下がらない。一人暮らしなさっているご主人の方にも心労がある様子は、支援している側からも見てとれる。
「放射線に対して神経質になりすぎることはない」という主旨の講演会の企画書をお見せしたが自主避難者たちの間では受け入れようとするそぶりすらなかった。
支援する側の立場としても理解と学びを深めるため、7月11日に新潟で行われた「チェルノブイリその後の放射能による被害」についての講演会に3名で参加した。この講演会に参加することで彼女たちの考えが理解できる部分もあった。彼女たちは将来子供たちに影響が出てくることを非常に心配している。
支援する立場としては自主避難者の考え方にいつも寄り添いながら、頑張って支援を続けていきたいと思っている。
現在の状況としては、名簿上では名前があるが連絡が取りにくくなっている自主避難者の方たちも多くなってきた。支援物資(QUOカード)が届いたが連絡が取れてお渡しすることができたのは2/5ほどのメンバーであった。
自主避難者の皆さんは自主的に県外自主避難者を支援するカトリック団体「きらきら星ネット」にも連絡を取り、組織運営の在り方について相談している様子だ。9月7日(土)には自主避難者の会の総会を予定している。
6/16 日 第7回福島ブロック会議資料・会場準備
6/17 月 第7回福島ブロック会議
6/25 火 第3回東日本大震災全国担当者会議(自主避難者2名による発表)
6/27 木 第3回東日本大震災全国担当者会議ミサ
6/30 日 支援物資整理
7/8 月 自主避難者「おしゃべり会」で子供6名を3名でみる
7/11 木 バンダジェフスキー博士新潟講演3名参加
講演内容:チェルノブイリその後の放射能による被害
7/14 日 松木町教会・野田町教会の子供会一行40名ミサに参加・その後交流
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