原町ベース 高校生による被災地ボランティア報告書 その４ 「ボランティア活動を振り返って」

2013年夏休みに原町ベースに訪れた高校生によるボランティア報告書です。
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「ボランティア活動を振り返って」　　　　　　　　　　　　　広島学院高校　　　　　　　Ｈ．Ａ．君

　良くも悪くも予想外の状況が多々発見できたことが印象的でした。
　良い面としては現地の方々がすごく活発で元気いっぱいだということです。
１日目と２日目は屋内でおじいちゃんおばあちゃんとおしゃべりをしましたが、こちらから話しかけるつもりが向こうがまくしたてるのをこちら側が聞く一方みたいなことが沢山ありました。ちなみに、何をおっしゃっているのかはほとんどわかりませんでした。
　逆に、原発に近い範囲の状況は、予想より全くひどい感じで、立ち入りが完全に自由とは言い切れず、誰もいない町では道や畑は雑草だらけで、家の植えてある木々も伸びっぱなしです。他にも沿岸の地域は全く何もなく、ところどころに放置された車が残っているような状況でした。
　活動の後半は避難指示解除準備区域といって日中は自由に立ち入れるけど夜中は出ないといけない場所で家や集会所の掃除や伸びすぎた雑草の刈取りの手伝いなどでしたが機械を動かせないとあまり戦力にはなれないなと痛感しました。ただ、それでも一生懸命働けば人手としては役には立てるので、むしろやる気を出してやりました。
　終わってみるとすごく早い４日間で、充実してたなーと思います。もし機会さえあれば、ぜひまた参加したいと思います。