2013年9月4日水曜日

原町ベース 高校生による被災地ボランティア報告書 その5 「南相馬の4日間」

2013年夏休みに原町ベースに訪れた高校生によるボランティア報告書です。
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「南相馬の4日間」       広島学院高校   Y.K.君

<今回のボランティア活動>
 一日目は被災した小高区の海岸を視察し、友伸グランドの仮設で野菜配りをし、寺内第1仮設の「まごころカフェ」で手伝いをした後、体操、カラオケ大会をしました。
視察の時に橋が真っ二つに折れたり、野球場がびっしり茂みだったのがショックでした。野菜配りの時は僕たちが野菜を渡す度に「広島から来たの?ありがとね。」といっていただいたのがとても有難かったです。
 二日目は午前中にインドアパークでちびっ子たちと遊び、午後から社会福祉協議会のサロンに行き、ビンゴ大会をしたりお話を聞いたりしました。インドアパークは、とても設備が整っていました。その分、ボール拭きや砂場の手入れなど大変だというのがわかりました。ちびっ子たちの元気な姿を見ていると、こんな狭い室内より、もっと外で遊んだ方が楽しいだろうになあと思いました。まだ原発の影響を感じている一部の人がいるのだと思いました。
 三、四日目は屋外で作業をしました。家の外の草を刈ったり、集会所の掃除をしたりして暑くて結構疲れました。大人10人、大学生・高校生10人くらいで、一軒が一日がかりで終わりました。カリタスのスタッフさんが、普段は大人6人ぐらいでするから今日は進みが早いといわれていたのが印象的でした。
 あと、先生に機械で放射線の被曝量を計測してもらったら、0.001ミリシーベルトだったので全然僕たちには影響ありませんでした。
 4日間原町ベースに泊まらせてもらい、広い部屋で、ぐっすり寝て、美味いご飯をたくさん食べさせてもらったので、活発に活動できました。本当にカリタスジャパンの方々に感謝したいです。
 広島に帰っても、この4日間の経験を伝えたいと思います。

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