2013年9月14日土曜日

神学生の感想集

二本松教会を訪れた神学生たちの分かち合いの中で上がった感想です。

・久しぶりに農作業ができてよかった。
・ミサ中に咳込んでいたらトローチをいただいて、地元の信者さんのあたたかさを思い出した。
・放射能は別に気にしていなかったが、普通に生活している姿を見てよかった。
・農作業をさせていただいて、普通の生活ぶりを見て、放射能のことを忘れるほどだったが、富岡は「死の町」ともいわれている。そのギャップに考えさせられた。
・戻りたくても戻れない、心のよりどころを失っている人たちがいる。逆に大内さんのように農作業を通して実践している人もいる。
・放射能は矛盾を生む。放射能は避けるべき敵だが、それと共存していかなければならない。
・長崎・広島もかつては人が住むところではないといわれたが、戦後、東京オリンピックが開催されて復興した。今回もオリンピックが決まって、同じように復興したらと楽観的な気持ちも持った。
・長崎・広島との決定的な違い・・・福島では放射能が出続けている。
・来るまではテレビや新聞を通してのものだった。日常の生活に触れることがなかったが、農作業を通して日常に加わらせていただいた。
当たり前の日常がここにあると同時に、制限を受けている状況。そこに何ができるのかまとまっていない状況。普通に生活している人がいらっしゃることを忘れてはいけない。
・復興が進まない、もしくは現状維持なのだと思っていたが、どんどん悪くなっている状況を富岡町で見た。今の状態から戻すのではなく発展させていくということ
・自分は日頃体にいいことをしているわけではないので放射能も気にしていない。
・放射能により、人々の間に対立ができている。
・津波で流れて終わりというのではなく、まだ続いている。
・まだ怒りや戦いが福島の皆さんの会話の節々に出ていた。誰かが助けの手を差し伸べなければ。

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