2013年7月16日火曜日

除染作業

カトリック二本松教会のはす向かいにあるアパートでは除染作業中です。
市からの要請を受け、9人体制の専門業者のみなさんが作業にあたっておられました。

表土を削って黒い袋に詰めています

まず草を刈ってから、表土をブルドーザーで削り取り、大きな黒い袋に詰めていきます。
大きくておいしそうな野蒜がごろごろ出てきていました。
削り取って袋に詰めた土は...?置き場が決まっていない...。捨て場も処分の仕方も決まっていない...。
ではどうするのかというと、
敷地の隅に大きな穴を掘って水を通さないシートを敷き、そこに先ほどの黒い袋を重機で持ち上げては並べて入れます。
この袋、耐久性は3年…
中の土が漏れ出さないようにしっかりシートでふたをします。
その上から放射能汚染されていない山砂をかぶせ元通りにして除染完了。

ブルドーザーが入れない狭い敷地では手作業でこの作業が行われています。
車が入れないところは手作業で表土を削ります。
この作業、一回したら終わりではなく、シートの耐久性を考えたら3年後までにはやりなおさなければならない。
それまでに汚染土の置き場が決まったら掘り返して黒い袋を移動することになります。
でも、決まるのでしょうか...?


作業をしている人も、要請した人も、近隣の人も、居住者も・・・皆が問いたい。
この作業に効果はあるのか、実りはあるのか、元の福島を取り戻せるのか?
今できること...それをただ黙々と続けるしかないフクシマ。

「フクシマは危ない!」「フクシマから逃げろ!」
・・・だけではなく
「フクシマ」を「ふくしま」にするために何ができるかを一緒に考えてはいただけませんか?
福島はあなたの国の一部です。対岸の火事の出来事ではないのです...。

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