2013年5月28日火曜日

宮代仮設ふれあいバザー

5月25日(土)抜けるような青空の下、
福島市宮代仮設で宮代仮設自治会とカリタスジャパン共催のふれあいバザーが行われました。

「ふれあいバザー」の横断幕!力作!
今回、仮設住宅自治会がバザーを企画したということは、仮設住宅住民から「与えられるだけではなく、自分たちの力で復興に向けて歩みだそう」という気持ちが出てきたことの表れだと思います。

カリタスジャパン、松木町教会その他各団体はそんな仮設住宅住民の皆様の後方支援として全面的に協力いたしました。
CTVCボラパック合わせてバザー運営のお手伝いメンバーは総勢40名以上。

ボラパックメンバーの中には、宮代仮設のリピーターがいらっしゃいました。









再会を喜ぶ仮設住民の方とボラパックメンバー


 「また会えたね、元気だった?」
バザーの楽しさに加え、ボラパックメンバーとの再会を喜ぶ声があちこちで聞かれました。

「一回関わっちゃうとねえ、あの人たち、今どうしているのかって気になってねえ。」

・・・そんな気持ちでボラパックのリピーターになってくださっている方が多いようです。

まずは気負うことなく「見に来て、かかわってみる」ことから始めませんか?
自治会長様の開会宣言
平賀司教様による挨拶

 バザーに初めから最後まで参加なさった平賀徹夫仙台教区司教様も開会宣言のあいさつの中でこのようにおっしゃいました。

「全国の皆さんから『私たちは被災された方のために何をしたらいいですか』と聞かれます。
私は二つのことをお願いしているんです。

一つ目は『忘れないでください、ずっと。私たちのことを。覚えていてください、お祈りで助けてください。』ということです。

そして二つ目は『もしできるなら、現場に足を運んで、今の様子を見にきてください』ということです。

大丈夫、全国の皆さん、『決して忘れてなんかいませんよ』と言っていますよ。」


開店準備中!浪江焼きそばもありますよ


 ほら、その証拠に、全国各地から提供された手作り品の数々。
足を運べなくても思いをよせてくださっている後方支援の皆様の存在が
形を変えて店頭に並びます。
準備中に購入は禁止ですよ!
少々お待ちくださいね・・・


手作りキムチ
修道院手作りクッキー
 
「してもらう」だけがバザーではない。
宮代仮設の長寿会の95歳の黄色い帽子の方が作られた一輪挿し。
時間も手間もかかっている品を
バザーであくせく立ち動く皆さんにお配りくださいました。
ありがとうございます!
長寿会で製作した一輪挿しと95歳のご長寿
福島やさい畑 提供「支援やさいパック」の宣伝!

 
いつもの野菜支援用のお野菜も今回に限り、バザー用として提供いたしました。
農家をなさっていた仮設の方々には「これ、安すぎでねが?元値割れてんでねえの?」

正直そうです。
 
この値段でお売りするのは支援してくださる方にも農家様にも申し訳が立たない値段なのです。。。
わかっていただけさえすればいいのです。野菜支援はプライスレスの愛の料金♡
残ってお売りすることもお配りすることもできない状態にするよりは、
少しでもお役にたてればいいのかもしれない。そんな気持ちでお値下げに踏み切りました。
おかげさまですべてのもちよった品が完売!バザーは成功裏に終わりました!
収益はすべて「宮代仮設集会所の運営のために使ってください」と自治会長様にお渡ししました。

バザーの成功と同時に、福島の復興支援の難しさも感じました。
継続支援と自立支援。
風評被害払拭と土地も家も失った人への支援。
どっちを向いて支援したらいいのかわからない。。。
でも。
支援の仕方はいろいろある。
みんなが「福島の復興」を合言葉に、自分たちにできる支援を継続していけばいい。
わすれないでいること、かかわろうとし続けること。
メンバーが増えさえすれば、できることの幅は広がるはず。
まずは、福島を見つめること、そこから始めてみませんか?

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