2013年4月13日土曜日

松木町教会 活動報告

福島の“桃源郷”花見山公園 「お花見会」

福島と言ったら花見山。
どんな旅行雑誌でも取り上げられており
「サザエさん」でも取り上げられている花見山は、今花盛り。
 


その花見山に宮代仮設の皆様と一緒に行ってきました。

主催は松木町教会・ふれあい茶の湯ボランティア。
カリタスジャパン・CTVC・浪江町・宮代仮設自治会との共催。

今回は東京からCTVCのボラパックで9名の方が参加しました。
ボラパックの方は前日に福島入りし、福島市内のホテルに宿泊なさいました。



(花見山にGO!)
いい天気。気温も最高13度。ちょうどいい。
朝9時に松木町教会に幸田和生司教様をはじめ34名のボランティアが集合。

お祈りと祝福ののち
宮代仮設に8台の車に分乗して移動。
宮代仮設からは住民の皆様32名と一緒に
53人乗りの大型バスを貸し切って、いざ花見山に!


花見山の駐車場につくとNHKの方が取材のため大きなマイクを持ってお出迎え。
浪江町警戒区域解除にあたり、浪江町の皆様の思いを聞くための取材でした。
4月16日朝7時放映の「おはよう日本」のなかでこの時の模様が放映されます。
 

お楽しみコースと60分コースに分かれ、花案内人の方の説明を受けながら散策。
60分コースには杖をついた仮設住民の方も複数参加されていましたが
結構勾配が急だったためか途中で座り込んで肩で息をなさる方も出てきました。
しかし、行きと帰りは違う道。たくさんの人出でグループからはぐれかねない。
いこかもどろか、奥様としばし悩まれた挙句、進むことに決定。
救護班の看護師の方にしんがりを務めていただき、みんなで頂上まで登ることができました。

(声)
杖をつきながらのぼる足をふと止めて、
「うちにはおんなじ花がみんなあるんだよ。浪江のうちの庭にはね。なんだってあるんだよ」
花の向こうを見つめながらつぶやく仮設の方。

少し間がありまた歩みだしながら
「そうだ、放射能だってあるんだよねえ」
引きずる足元を見つめ、その方はおっしゃいました。

 
 

山を下り、東町集会所で幕の内弁当(ちょっぴりビールも…)をいただき、
しばし歓談。
仮設の方たちは仮設住宅の中で飼っている自分のペット自慢などされていました。

こたつで寝てばかりの犬のこと・・・
飼い主から離れることなく外を恐る恐る散歩する猫のこと・・・

「猫もストレスを感じてるんだろうなあ、環境が違うもの」と
 
帰りがけのお土産屋さんで
愛猫に「またたび」のお土産を買いながらおっしゃる仮設の方もいらっしゃいました。




バスで仮設に帰るころには少し肌寒くなり
仮設住民のみなさんは「ありがとうございました、また会いましょう」と口ぐちにいいながら
それぞれの住宅に三々五々戻られ、私たちも宮代仮設の駐車場で流れ解散となりました。
                                         (記 福島デスク/杉田)

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