2014年11月25日火曜日

川内村仮設訪問 郡山教会

11月8日(土)、前回同様秋晴れの中、福島県郡山市の川内村南一丁目仮設住宅において、仮設在住の方々、東葛飾宣教協力体(豊四季、松戸、亀有教会)、郡山・二本松教会の人々がともに過ごす時間を持つことができました。


 
今までも、西千葉・茂原教会とともに同様の活動をしてきましたが、どちらかというと受け身の活動でした。今回からは、郡山教会においても、仙台教区でも呼びかけられているような「外に向かう」教会をめざし、より主体的に活動しようとする雰囲気が見られるようになってきたと感じています。



朝8時集合、早速調理にかかりました。東葛飾宣教協力体からは、豊四季教会の渡邉泰男神父様はじめバイタリティあふれる約20名の方々が、車に便乗して駆けつけて下さり、一緒に準備しました。炭火を使った焼き鳥、同じく野菜炒め、おしるこ、わかめ卵スープ、おにぎりが手際よく作られました。


また、東葛飾宣教協力体からは、衣料品と水の差し入れも頂き、会場を賑わせておりました。(東葛飾宣教協力体では、こうした活動資金を計画的に準備なさっているとのこと、たいへん参考になりました。)
 
さて、待ちかねている仮設の方々は、早くから様子を見に来られたりしていましたので、懇親会の支度も急ピッチで進められました。予定時間の11時には、多くの仮設の方々にお席について頂き、少し早い乾杯となりました。仮設の自治会長さんからは、「ご老人の方々が多いので、もしかすると食事が終わると会の意気が下がってしまうかも」、という話でしたので少し心配しましたが、会が始まると、東葛飾宣教協力体からの手品の出し物あり、カラオケありで、長時間にわたりたいへん楽しい時間を過ごすことができました。カラオケは、笑いあり涙ありの歌が次から次へとリクエストされました。十八番いっぱいおじいちゃんの歌、意気ぴったり愛情夫婦のデュエット、カラオケが聞こえたからと途中から来られたカラオケ大好きおばあちゃん(90歳ぐらい)の熱唱もありました。教会関係者も元気に歌いました。2時間半ほどがあっという間に経過したような気がします。


 懇親会終了後、自治会長さんを囲み分かち合いを行いました。今回参加した方々からは、ボランティア活動に関する揺れ動く心の動きが多く出されましたが、自治会長さんからは、こういった活動は、この仮設に住む方々にとって、たいへん励みになるという言葉を頂きました。避難指示解除準備地域解除後、仮設に残る方々はお年寄りが圧倒的に多くなっており(若い世代との同居が困難)、どうしても気持ちがふさぎがちになる。そうした方々の力になっているという話でした。一方、原発事故による後遺症はまだまだ重く、問題点も多いのだということも、改めて実感しました。私たち福島県に住む人々は、決してこの事故を風化させてはいけないのだと思います。そうした意味でも、こうした活動を継続していきたいと考えます。

カトリック郡山教会  平 文敏 




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