2014年10月4日土曜日

「規制解除になった国道6号線」を走る

 9月15日、国道6号線が3年半ぶりに規制解除になり、南相馬市の原町ベースからいわき市のもみの木サポートステーションに容易に行けるようになった。
 10月2日、東京から視察に来た友人とこの道を通った。「ここからは入れなかったのよね」 といいながら、「立入禁止」の看板があったあたりを通り抜けた。

送電線の鉄塔が海辺から延びる
どのあたりが福島第一原発? と放射線線量計とにらめっこしながら、遠目に1F(イチエフ・福島第一原発)が見えないか目を凝らした。線量計が高い値を示す。鉄塔が一列に並び、高圧電線が延びている。遠くにクレーン車のアームが・・・ 「あのあたりかな?!」 

 家々の玄関は柵で出入りが出来ないようになっていた。緊張して走った6号線。

家の前に作られた柵
「除染の駅」
 「とみおか除染の駅ほっとステーション」に立ち寄った。規制のかかっていた6号線の少し手前、富岡町中央二丁目、「双葉警察署前交差点」脇に「とみおか除染の駅ほっとステーション」がある。緊張して通り抜けた規制解除地域を出て、「ほっとステーション」に立ち寄り、除染の方法を、パネルを見ながら説明を受けた。トイレを借り、コーヒーを入れてもらって、まさに「ほっとステーション」。

 家の片づけに一時帰宅した町民は、水も出ない、トイレも流せない、店も少ない中で、まさに休める場となっているのかもしれない。壁には立ち寄った人からの想いが桜の花のメッセージカードに託されていた。
とみおか「除染の駅」ほっとステーション
とみおかほっとステーション(8月26日開設)
http://www.kajima.co.jp/news/press/201409/25c1-j.htm

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