11月20日岳下住民センターでマリールイーズさんのお茶会が開かれるということで伺いました。 |
マリールイーズさん。 全国でルワンダの難民の支援のため講演をして回っていらっしゃいます。 |
1965年10月ルワンダ人である父親の赴任先であるコンゴ民主共和国(旧ザイール)に生まれたマリー・ルイーズさん。
1993年5月青年海外協力隊カウンターパートナー(現地協力員)として福島文化学園にて洋裁の研修を受け、1994年2月に帰国するも、同じ年の4月にルワンダで内戦勃発、必死の逃亡を経て隣国コンゴ民主共和国へ。難民キャンプで偶然出会ったアムダの日本人医師の通訳になる。1994年12 月研修生時代の友人らの尽力で家族そろって再来日し、桜の聖母短期大学家政科に聴講生として学ばれました。
2000年10月より「ルワンダの教育を考える会」を立ち上げ、キガリ市に学校を建設中。
マリー・ルイーズさんは命の尊さ、教育の大切さを訴える講演活動で全国を駆け回っておいでです。
そのようなご多忙中、岳下、飯館、松川の各仮設で震災直後、避難所生活の時期からこのようなお茶会を月一回欠かさず継続しておいでです。
仮設の方々に一枚一枚短冊と鉛筆を配布し、自分自身がルワンダから避難してきて、ルワンダのためのボランティアを始めた体験から、お話しくださいました。
「私がルワンダのためのボランティアを始めた時にこう言って後押ししてくれる人がいたんです。『ルワンダの現状を知っているのはあなただけ、あなたがボランティアをしないで誰がするの。いましなければ、いつするの。だれか代わりに伝える人はいない。今ここ避難先の日本でできることは発信していくこと。気持ちを伝え、視覚で訴えていかないとみんなにはわからないのよ』と。だから自分の生活もままならないけれどボランティアを始めました。だから皆さんも発信してほしいんです。皆さんの素直な今の気持ちを書いてください。気持ちを伝えないとみんなにはわからないんです。」
皆さんが何をお書きになったのかはわかりませんが、皆さん心の叫びを書き綴っていらしたようでした。
そのあとは、メゾソプラノ歌手の紺野由香里さんとみんなで歌をたくさん歌い、マリールイーズさんと原町から毎回駆けつけてくださる「しまちゃん」の冗談交じりの明るいお話にみんなで大笑い。
みなさん、このお茶会をとても楽しみにされているようでした。
仮設からの参加者18名。うち男性5名。 社交ダンスでご一緒の女性の方に誘われておいでになったとのこと。 |
本日の支援スタッフは6名。 3人の時もあるけれど、今日は神戸・埼玉からもいらっしゃっていました。 |
主催は教会ではなく「ルワンダの教育を考える会」です。 でも皆さんにお配りしたクッキーはカトリック松木町教会の信徒の方が焼いてくださったものです! |
歌の指導をしてくださった由香里さん、すごくいい声でいやされました! |
ルワンダの民謡を「花は咲く」にして踊り付きで披露 |
マリー・ルイーズさんは「ルワンダの教育を考える会」のホームページでの「ごあいさつ」の中で以下のようにおっしゃっています。
「私はルワンダの内戦という辛く悲しい体験の中から命の尊さ、平和の大切さを身をもって学びました。
戦争で心身ともに傷ついたルワンダの子ども達に、教室で学ぶことにより、夢を取り戻して欲しいという願いのもとに、ルワンダのキガリに念願の学校建設を継続中です。学校名はウムチョムゥイーザ学園といいます。
平和な日本にいる皆さんだからこそ出来る社会貢献とは何かを考えるきっかけにしていただければありがたいです。
(「ルワンダの教育を考える会」HPより抜粋)」
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